
シミの中でも最も治療が難しいと言われる厄介な肝斑。30代後半から50代の女性にできやすく、頬骨や口周りに左右対称に発生するのが特徴です。
年を重ねる毎に目立つようになることも少なくないため、肝斑かも?と思ったら早めの対処が必要。
しかし、肝斑は一般的なシミと症状は似ていても根本の原因が異なるため、同じようなケアをしても改善することができません。
肝斑の原因とは?
一般的なシミができる主な原因は紫外線ですが、肝斑のできる原因は女性ホルモンの乱れ。
そのため肝斑は“女性特有のシミ”とも言われており、男女比は1:14との調査結果も。女性ホルモンの分泌が急激に減少する更年期の女性にできやすいとされています。また、妊娠・出産やピルの服用、ストレスの影響によって発生・悪化する場合もあります。
60代以降になってから肝斑ができることはほとんどなく、逆に目立たなくなってくることが多いです。
一般的なシミと肝斑の見分け方
肝斑の症状には次の特徴があります。
- 左右対称
- うすい褐色の色素斑
- 点ではなくもやもやとした面で現れている
シミを手っ取り早く治すための方法としてレーザー治療を行う女性も多いですが、肝斑の場合レーザー治療NG。逆に悪化してしまうこともあります。また、シミに効果的と言われる化粧品も肝斑には効果的ではありません。
無駄な時間やお金の浪費を防ぐためにも、自分の症状が一般的なシミなのか肝斑なのかを正しく見分けることは必須です。
肝斑を治すためには?
まずはホルモンバランスを整えるために生活習慣を見直すことが大切。十分な睡眠をとり、なるべくストレスフリーな生活を心がけましょう。
肝斑の治療として最もポピュラーなのはトラネキサム酸という内服薬。ハイドロキノンという外用薬も有効であることが分かっています。しかし、どちらの薬も病院で処方してもらう必要があり、もっと手軽にケアをしていきたいという女性達の間で注目されている化粧品がブライトエイジ。
一般的な美白化粧品では肝斑の改善効果は見込めませんが、ブライトエイジには肝斑に効果的なトラネキサム酸が配合されています。
詳しくは、ブライトエイジのメリットやデメリットについて専門家が解説しているサイトが分かりやすく参考になりましたので時間があれば覗いてみてください。
まとめ
肝斑は一度消えても再発してしまうケースも多く、様々な治療法を試しても改善しない方も少なくないためシミの中でも最も治療が難しいと言われていますが、実際に改善している方もいます。
年を重ねればシミができてしまうのは当たり前。そう思って諦めしまうのは勿体ないと思います。
まずは自分のシミの原因が何なのかを見極めることが重要。
肝斑の見分け方も紹介しましたが、複数のシミが重なってしまっている場合もあるため自己判断ではなく皮膚科で診断してもらうことが改善の近道ではないでしょうか。
紫外線は肝斑の直接的な原因ではありませんが、肌に悪影響を与えてしまうことには違いないので若々しい肌を保つためには紫外線対策もお忘れなく。